2011年4月28日木曜日

It's been a long time ...

それは、わたしの中に長い間あるものであった・・
言い表す事のできない" fear "。
それは怖れとはまた違う意味での畏れという意味。

何故だかずっとわたしはそれがあやふやに解決されていないがままに過ごされてきているために、自分に対する不幸が連続して起こるような気がしていた・・・

いつも何だか”勘”に頼る事も多かったわたしだが、
あるときの拍子に、”もしかしてこれは偶然ではないのかもしれない・・・”という気持ちが心の中に襲った。そういつもわたしはlogicalに考えて、このintuitionの声を聞いて進んだことがうまくいっていた、のだということに。
無理やり頭で考えて、頭をぶつけながら”そちら”の方向へ進んでも、すぐに跳ね返される。
そして何の気もなしに、偶然の積み重ねをフォローし、たどり着くと、とてもバラ色な気分になったりする。
それまでは、あまりそんな”サイン”に耳を傾ける事を”気の性”と思ってわざと心の中で打ち消してきたが、その”声”を聞いて進むようになってから、だんだんと身に降りかかる災いが以前より少なくなって来ているような気がしていた。

そしてある日、わたしは、このずっと、生まれてこのかた、自分の中にあったこの”畏れ”に対してその存在を確かめようとする旅に出る事を決めたのだ。

それは”わたしはいったいどこから来たのか”そして”どこに行こうとしているのか?”ということ。
わたしは自分のバックグランドを調べる旅に出た。
もちろんわたしは父と母の子供であることは間違いないのだが、それ以前のことについて、である。

わたしの親戚には大ボラを吹く奴がいて、”われわれは天皇の子孫で高貴なでである。”とか”選ばれた人間であるから他の人間とは違う!”ということを誰に向かってでもすぐに言う大馬鹿者がいる。
だから逆に誰も本当のことを知りたくないのだ。誰もこんな人間になりたくないから。
みんな大ボラと分かっていても誰も何も言わない。そうやって、家のよそから来た嫁さんのおばあちゃんが仕込んだのだから。一体何さまのつもりかと思ってしまう。
そんな高貴な生まれだったら、今頃こんなところにいるわけがない。
何を証拠にそんなこといってんだろう、と思っている人ばかりなので、それについての本当の話は長らく封印されたままであった。
( もちろん、大昔のことであれば、この日本中に何人”天皇の子孫”がいるかしれたもんじゃない。 )

ある時、わたしは身体を壊してしまった。
大病ではなかったが、手術と結構キツイ薬を長い間飲み続けなければならない状態が続いた。
最初の医者がどうみても今はやりの”御用学者”風な人間で、どんなにそれが”小さいもの”でも”手術、手術”を繰り返す医者だったので、あやしく思った私は、別の医者に相談して、セカンド・オピニオンを聞いてもらうことにした。
すると彼女の答えは、”こんなにもよくなって来ている状態で、何がなんでも手術というのはおかしい!!”というものだった。
彼女の所も一回診てもらうのに、3時間もまたなければいけないほどの繁盛ぶりで、診察時間も5分あればいい方。手術しなくていい、という意見を聞けたのはよかったが、前の医者同様”自分に質問はするな、こちらのいうことだけを聞け”風な態度は変わらなかったので、また別の医者を探した。するとそのごく近所にとてもネットで評判のいい、それもそんなに待たなくてもいいお医者さんを見つけた。

そうこうしている内に、”安静状態”が2年ほど続いたが、その間、仕事を最小限の出来る範囲で続けながら、社長のご好意もあって続けることができた。

そして今までにないほど”自分の時間”が持てるようになった。今まで外にばかり向いていたエネルギーが内側へと向かう。わたしはスピリチュアルなパーソンではないが、”そういう時はいままでと逆のことをしてみるとよい”というアドバイスにしたがって、今までやってみたことのないことを始めることを試みた。
ネットを家で見る時間も増えた。
ふとその時、うちのおばあちゃんがうちの家系図を持っていた、という話を思い出した。
もちろんそれはその大分前になくなった、父方のおじいちゃんのものだが、ずっと気になっていた事を思い出した。

うちの母方のおばあちゃんが、最近もうろくし出し、ずっと一緒に住んでいたのだが、長年ぶりに住居を父の実家の方に移すことになってからだ。
それも”予定していた”ことではなかったが、あとから考えると”ああ、あの時そうしていてよかったのかも”と思える事であった。

久しぶりの”我が家”に帰って、またわたしは子供の頃味わったようなあの”異様な”雰囲気に包まれた。
何かこの家には”魔物”が住んでいるような雰囲気。
父親が長く一人で住んでいたせいでもあるが、何か”ただものならぬ”雰囲気がそこには漂っていた。
わたしは即座に”これを立ち去らさなければ、わたしはここに住む事ができない・・・”と直感した。
それがいったい”何か”を知るために・・・・

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